令和5年度「海の絵画コンクール」
入賞作品のご紹介
神戸海事広報協会では、海洋国日本の次世代を担う青少年が、「海の絵」を描くことを通じて、海を学び、海に親しみ、海を愛する心情を培う機会となることを目的に、この令和5年度も兵庫県下の幼児、小学生、中学生を対象とした「海の絵画コンクール」を開催しました。
この新型コロナウィルス感染症の影響も、一時より縮小気味とはいえど、まだまだ油断のならない状況下にありますが、そのような中、幼稚園等25園452点、小学校57校187点、中学校26校256点、合計117校(園)895点の応募があり、神戸市教育委員会学校教育部 教育指導課 指導主事により、幼稚園等の部・小学校低学年の部・小学校高学年の部・中学校の部の4部門について審査が行われ、金賞(国土交通省神戸運輸監理部長賞)4点、銀賞(神戸海事広報協会会長賞)12点、銅賞(神戸海事広報協会会長賞)24点、佳作89点が選ばれました。
審査の講評
今年度も900点近い多数の作品が応募されていました。豊かな海に恵まれた兵庫だからこそ、「海」について深く考え、思いを寄せた素晴らしい作品になったことだと思います。そんな思いのこもった作品を見ていると、これからの時代を担う子供たちの無限の可能性を感じました。
幼児の作品は、クレヨンなどの描画材を使って、自分の描きたいものを画用紙いっぱいに表していることが印象的で、一目見た瞬間楽しそうな雰囲気が伝わってきました。絵の具は自分のお気に入りの色をふんだんに使い、概念にとらわれず個性豊かな作品作りに没頭している姿が目に浮かびました。
小学校低学年ではテーマに寄せつつも、見たものや感じたことをありのままに表現している作品が多数見られました。高学年では、色や形にこだわって自分のイメージに近づけながら、様々な描画材や技法を用いて表現していました。特に小学校全体の特徴として、「海」のテーマをより深く考えて取組んでいる姿が作品から感じました。港・船・家族など、自分の思いを精一杯画用紙に表現しながら、作品作りを楽しんでいたと思います。
中学校は、「海」について今までの自分の経験や思いをもとに制作され、意図に応じて自分の表現方法を追求している作品が多数あり、作品からより強いメッセージを感じました。見たものや感じたことを細部まで表現することはもちろん、海というテーマを通じて環境について考えたり、未来について考えたりする作品も見られました。現代の子どもたちにとって夢や可能性を広げていくことにつながる感性と言えます。
「海」という共通のテーマを通じて、思いを巡らせながら表現することにより、海に親しみ、海を愛する心情をつちかうことにつながると思いました。関係者の皆様には、このような素晴らしい作品が集まる「海の絵画コンクール」を開催頂き感謝申し上げます。
神戸市教育委員会事務局 学校教育部 教科指導課
指導主事 西上 靖彦
★入賞者名簿(PDF)
★佳作入選者名簿(PDF)
佳作賞を受賞された皆さんにも、現在「お知らせ」を郵送中です。
賞状・賞品等は8月中旬を目処に送付予定ですので、しばらくお待ち下さい。
★作品の返却については、追ってこちらのページにてご案内予定です。
金賞受賞作品のご紹介
幼稚園の部
播磨町立蓮池幼稚園 かんばやし このか さん
小学校低学年の部
豊岡市立豊岡小学校 田中 優羽 さん
小学校高学年の部
神戸市立向洋小学校 右幸 樹 さん
中学生の部
神戸市立住吉中学校 金村 柚依 さん