船と錨(アンカー)
現在、JIS規格の錨にはストックレス・アンカー、ストック・アンカー(A型、B型)、港内のブイなどに
使われる片つめストック・アンカー(A型、B型)があり、船には普通ストックレス・アンカーが使われて
います。
ちなみに、日本の最大の船「日精丸」の船首につけられた主錨のひとつの重さは30トンもあります。
また、それをつなぐアンカー・チェーン(錨鎖)の長さが385mもあり、これだけでも大変な重量になり
ます。「錨だけで大きい船がよく止まるものだ」という人がいますが、実は錨だけでなく、このアンカー・
チェーンの重さも船を止める大きな力なのです。
ストックレス・アンカー ストック・アンカー 片つめストック・アンカー